夜中の3時に水音が?深夜の漏水調査も漏水PROに任せてください!【神奈川県座間市】

真夜中の3時、漏水調査の急な依頼の電話があり、飛び起きて神奈川県の座間市へ向かいました。
今回の依頼は、居住者様が天井からの落水音で目を覚まし、マンションの24時間緊急コールセンターへ連絡したとのことでした。
弊社は管理会社の協力会社として、夜間も交代で緊急対応を行っており、夜中の3時でも4時でも調査依頼があれば迅速に対応しています。

漏水PRO

漏水は予測不可能な突発的事故なので、多くのコールセンターは24時間受付をしています。
原因が給排水管設備にある以上、漏水が自然に収まることはないため、気付いたらすぐに漏水調査を依頼することが大切です。
早めの対応で被害の拡大を避け、事故解決費用も節約できます。

漏水調査と一次対応

天井のダウンライトから落水
天井裏配管の水滴撮影

廊下天井のダウンライトから落水していたので、ダウンライトを外し天井裏の目視調査を始めました。
カメラで天井裏を確認すると、配管に水滴がついていてポトポトと落水していました。
天井から漏水すると、普通は上階が原因だと疑いがちですが、まずは漏水している部屋から一つ一つ調査することが大事です。

お客様

照明器具からの落水で、漏電が起こらないか心配でした。

漏水PRO

まず、家庭内の電気配線に使われる「VVFケーブル(Vinyl insulated Vinyl sheathed Flat-type cable)」は、その名の通り、ビニールで絶縁された配線で漏水に非常に強いです。
また、照明器具が浸水するほどになりますと、電気分電盤の漏電ブレーカーが動いて、安全の為に停電します。
ブレーカが落ちたときは、照明器具のスイッチを消してブレーカのつまみを上げるようにすると、漏電が解消されて電気が復旧します。
しかし、水漏れによる漏電は「感電」と「火災」という思わぬ2次被害を招く危険性がありますので、放置せず、すぐにプロの業者に調査依頼をするようにしましょう。

給湯管の耐圧テスト
給湯器のバルブ締め

目視調査の次は、漏水調査の基本である耐圧試験を実施しました。
新築設備の耐圧試験は、通常水道圧力である0.3MPa(メガパスカル)のおよそ5倍の1.5MPaをかけて検査しますが、劣化が進んでいる配管の場合、強い圧力をかけると逆に配管を痛める恐れがあります。
既存の穴が大きくなったり、さらに穴が開いたりするなど、漏水の原因が増えてしまうこともありますので、漏水調査をご依頼の際は、経験の豊富な専門会社を選定してください。
今回は給湯管に0.4MPaの圧力をかけましたが、写真に写ったとおり圧力が0.1MPaまで下がったので、依頼宅の給湯管漏水と判断しました。

深夜なので配管更新工事は改めて午後に行うことにしました。
給湯管の圧力を抜いて給湯器のバルブを閉め、落水が止まったことを確認して帰りました。

当日の漏水配管修繕工事

廊下天井を開口
漏水原因の銅管撤去

当日のお昼に依頼宅を再度伺いました。
漏水箇所を特定し、修繕する為に天井を開口しました。
既存配管の溶接の甘いところから漏水していました。
このように天井裏で施工された配管は、漏水が起こると、まずご自分の部屋に被害が出るので、下階宅には迷惑をかけづらいですが、施工する側で言うと、熟練された職人さんの労力と技術が必要な施工方法と言えます。
無理に配管されたり、各種配管が入り組んでいるところは、なおさらこのような漏水になりやすいです。

ワンタッチ施工
漏水配管修繕工事完了

応急処置として、漏水箇所を切り離し、新規配管で復旧接続しました。
弊社で使う復旧配管材は、架橋ポリエチレン管というもので、ペットボトルにも使われている材質です。
耐用年数は30年以上と言われていて、現在における建築設備の給水・給湯管には強度・温度変化・施工性に最も優れた材料です。
ワンタッチ施工の為、火を使わず、技術の不足による施工不良などの2次被害が少なく、さらに軟質性に優れ、ウォーターハンマー現象(水道管の開け閉めによる、急激な圧力変化による振動波が高音を発する現象)もほとんど起きません。

漏水PRO

20年以上前の建築でよく使われていた銅管は、金属の中でも柔らかい物質で、温度変化や変形に対応できる優秀な素材である反面、強度が弱く水流により穴が開いたりすることもあります。
継ぎ手の溶接に酸を使う為、施工段階から耐久性が下がってしまうのも短所の一つです。
弊社の調査データを見ると、ピンホールと呼ばれる銅管の経年劣化による漏水が5割以上を占めます。

銅管の耐用年数は15年程とされているので、1箇所が漏水すれば、他の箇所も同等のリスクを抱えていると判断できます。
安心して暮らすためにも、給湯管の全更新工事をすることをお勧めします。
設備数や部屋の大きさにより異なりますが、弊社では30万~50万の予算で全更新工事を提案しております。
見積は無料でお出ししますので、給湯管の全更新工事を検討している方は、気軽くご相談ください!

点検口取付と保険申請

点検口造作
天井開口部の復旧
漏水被害で壁紙が膨らんでいる
漏水で膨らんだ壁

今までの施工事例からも確認できますが、露出した給排水管設備部分からの漏水事故はほとんどありません。
大抵の場合、床下や天井裏に隠された配管から漏水している為、調査や修繕工事には、床や壁を開口することが必須となります。
酷い業者ですと、その後の内装復旧工事代金など全く考慮せず、あちこちを開口したっきりで、そのままにしていく場合もあります。
弊社では、開口する前にまず、管理組合の火災保険の「漏水調査特約:漏水箇所特定までに要した調査費と調査や修繕に伴う開口箇所の復旧工事代金を補填」を使用できるかどうかを調べています。
一軒家で管理組合がないお客様の場合も、火災保険の約款に沿って実費負担を極力軽減できる方向を探して提案しています。

お客様

今回のように、自分のところで漏水が起きた場合も火災保険に申請できますか?

自分のところで漏水が起きた場合、依頼宅は被害者ではありません。
管理組合で加入している火災保険の「漏水調査特約:漏水原因を調査する費用を補填」や「個人賠償保険:被害に遭った部屋の修繕費用を捻出」は、被害者がいない限り、保険申請できません。
そうなると、もはや個人財産に関わる部分なので、管理会社も管理組合も設備業者と内装施工業者を紹介するだけで終了してしまうのが一般的です。
紹介された業者がプロ中のプロであれば問題ありませんが、保険知識のない普通の業者ですと、漏水調査や修繕工事だけでも、高額な出費を実費負担しなければなりません。
ご自身で調べて保険申請をしようとしても、保険側に間違った説明をしてしまうと、せっかくの保険も使えなくなるので、保険申請には十分なノーハウが必要です!

漏水PRO

今回は、お客様の火災保険の「給排水管設備の事故による水濡れ」に申請できるように手伝い、被害を受けた廊下の内装復旧工事に充てれるようにしました。
また、漏水事故は、その事故から波及する損害を抑える為の配管の修繕や養生作業などの処置が必ず必要です。
その費用は、火災保険の臨時費用お見舞金を使って、損害の10%〜30%の金額をもらうことで賄えるようにしました。
こうやって実費負担を極力軽減させていただきながらも、保険金の申請口が少ないことと、今後の給湯管全更新工事の検討を考慮して、開口した天井部は点検口を取り付ける形で復旧しました。

職人のコメント

私たち漏水PROは、漏水解決の実績はもちろん、保険対応の実績も豊富です。
3000件以上の実績から、ケースバイケースに合わせた解決方はもちろん、多角度の保険金捻出方をご提案いたします。
ほとんどの漏水事故はゼロ円で復旧できます!
新規漏水でお困りの方、費用が心配で漏水を放置している方も、まず、下記問い合わせフォームにて弊社にご相談をお願いします!

-漏水施工事例, 漏水調査と原因復旧工事
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